雷電温泉 「みうらや温泉旅館」

かつては温泉ホテルなども立ち並んだ雷電温泉だが、次々廃業し、雷電温泉の湯を楽しめる場所が数少なくなってしまったなか、今も営業を続けているのが「みうらや温泉旅館」だ。

施設自体は小さく浴室も小さいが、今では雷電温泉に入ることが出来る貴重な存在になっている。

朝日温泉へ向う途中500m国道から登った高台に位置している温泉施設で、小さい施設ながら内湯の他露天が1ヶ所存在している。

内湯は大人3、4人も入れば満員御礼となるほど小さな浴槽であるが、バブル調整のみで温泉がかけ流されている。また男女の仕切りの壁は奥で切れており所謂半混浴。露天に至っては完全混浴になっている。さらに露天は内湯から直接行けるのではなく、脱衣所から廊下に出なければならないという仕様。つまり素っ裸の人が廊下をうろちょろするということになる構造になっている。

露天も小さいものの、高台に位置するため眺望は抜群で晴れていれば日本海が一望でき、さらに夜になれば星空の下漁火を見ながら湯に浸かることが出来る。

雷電温泉は海岸線にあるため海が見えるところが多いものの、入れる施設が少なくなってしまった他、北海道の日本海側全体で見てもかけ流しのいい温泉というものが少ないので、日本海を眺めながら良質の湯に浸かれる貴重な施設の1つと言えるかもしれない。

19年8月に閉館。雷電温泉郷で最後まで営業していた施設だったため、この施設の閉館を持って雷電温泉郷は消滅した。

住所:岩内郡岩内町敷島内682

日帰り営業時間:12:00〜21:00 

定休日:不定休・12月30日〜1月5日は休館

日帰り入浴料:500円

地図

> 内湯の様子

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