湯の川温泉「湯元漁火館」

湯の川温泉「湯元漁火館」 津軽海峡を望む位置にある湯の川温泉、しかし海が見える温泉というものは少なく、津軽海峡を望みながら湯に浸かるということは意外と難しかったりする中、この湯元漁火館はなんと言ってもその泉質もさることながら、津軽海峡の目の前に立つという好立地。おそらく湯の川温泉で最も海に近い温泉ではないかと思われるが、開業は1993年と歴史ある函館湯の川温泉としては比較的新しい。元々果樹園を営んでいた主人が道路建設で立ち退きを余儀なくされ、離農し温泉業に転職するためにボーリングを行った結果、毎分500Lという湯量を誇る源泉を掘り当てた。

この宿はおもてなしの心息が見える宿で、細かなところに気配りが見られるが、浴室はけっして大きくない。しかし内湯は香り高い檜を使い、露天はと言えば津軽海峡が広がると言う絶景である。ガラス製の浮き球を用いた照明も雰囲気作りに一役かっている。その露天がなんと玄関横という配置で、外からも浮き球を見ることができる。

その泉質は食塩泉で湧出時は透明だが、湯船に入ると鉄分を多く含む証として黄土色となる。 自前の源泉を持たない施設が多い湯の川温泉の中では数少ない自家源泉で、湯量が多いため一部は施設近くの海岸から海に捨てられているのを見ることができる。 加水などはしていないものの、高温な温泉が多い道南、そして函館地区の温泉では珍しく熱すぎるということはない。 また港街函館ということで、養殖ものを一切使わない天然海産物を使った料理が宿泊客の食事で提供される。

余談だが、その雰囲気ある露天のためかアニメ作品にもこの施設の露天が登場している。

住所:函館市根崎町375−1

日帰り営業時間:14:00〜20:30

定休日:無休

日帰り入浴料500円

地図

レカ郎ジャッジ

施設 温泉自体 景観 秘湯度 アクセス 総合評価

 檜作りの浴槽がある内湯

 津軽海峡が目の前に広がるロケーションの露天。ガラスの浮き球がさらに雰囲気を出す

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