当別町 金の沢天然温泉「開拓 ふくろふ乃湯」

札幌の隣町当別町の金沢地区に2009年7月に開業したのがふくろふ乃湯だ。

本業は造園業ということで、規模は差ほどではないものの、その技の数々があちこちに垣間見えている。建物も庭木で見えないほどだ。

ふくろふとは「フクロウ」ということらしく、ふくろうの湯ということになるらしい。

付近には温泉施設がところどころにあるものの、それはろ過循環式ばかりなのに対し、このふくろふ乃湯は源泉温度が低いため加温はしてるものの、源泉かけ流しというのが嬉しいところ。

そのお湯は内湯は黒々としたモール泉で所謂コーヒー風呂、露天はウーロン茶のような色と内湯と露天とで色が異なるのだが、これは内湯は地下1200m、露天は600mのところからくみ上げているというお湯なので色に違いが出ているようだ。敷地内には温泉井も立っている。

モール泉特有の柔らかい肌触りで心地よく、温度も適度な温度が保たれているが、冬は露天が閉鎖になるそうだ。雪の多い地域なので除雪の手間があるというのと、加温する燃料代がかさむというのがあるのかもしれない。

洗い場が4箇所しかないので譲り合いとなる他、浴室はそれほど広くない。また夏場は付近の野山からスズメバチやアブなどが飛んで来るのでちょっと落ち着いて露天に浸かってられないという感じではある。また規模やシャンプーなどがない点から600円は少々相場からすると高めの設定のような気がしなくもないが、札幌からほどない場所に手作り勘いっぱいの源泉かけ流しの温泉があるというのは喜ばしい限りだ。

場所が石狩金沢駅前といっていいほど駅が近いものの、肝心の列車が少ない。

レカ郎ジャッジ

施設温泉自体景観秘湯度アクセス総合評価

住所:石狩郡当別町字金沢157番7

入浴料:600円 冬季は露天休業のため100円引き

休館日:火曜 臨時休業あり

帰り入浴時間:11:00〜21:00 受付は20時まで

地図

※画像をクリックすると大きく見ることができます。

 浴室内の様子

 露天風呂の様子

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