羅臼温泉 「知床観光ホテル」

知床羅臼には小さいながらも羅臼温泉街が知床峠を下ってきたところに存在する。その中の1つに知床観光ホテルがある。

施設は老朽化しきっており、さらにはメンテナンスも満足に行われていないという状況でお世辞にもきれいなホテルとは言えない。また地元観光協会からも推奨されていないためあまり地元のガイドなどにも出ていない。しかしそんな施設は現在でも羅臼で最も収容人数のある宿泊施設というのがすごい。

聞く噂聞く噂が全てよいものではないのも事実であるが、ここの温泉だけは素晴らしいものがある。

すっかり今では有名になってしまった野湯の熊の湯と同じ源泉であるが、配管を使ってくるうち熊の湯では熱過ぎて入れないようなお湯でもちょうどよく熱交換され施設に届いている。とはいえそれでも「熱い」と感じる場合がある。

その新鮮な源泉がふんだんにかけ流されているのだ。

大きな湯船にはほどよい温度のお湯が、小さめの湯船には熱めのお湯が注がれており、さらに大きめの岩風呂も存在する。この岩風呂の岩もまたこだわりのようで、日高山脈の岩なんだそうだ。また岩風呂のお湯はより熊の湯に近いような感じがする。

浴室も薄暗く夜1人で入るのは少々勇気がいるような感じではあるが、お湯だけは素晴らしいものがある。

せっかくお湯が素晴らしいのだからもう少しきちんとメンテナンスをしてもらいたいものだ。せっかくお湯がいいのに施設や経営の不備が目立つため評価されないという点を遺憾にすら思ってしまう。

レカ郎ジャッジ

施設温泉自体景観秘湯度アクセス総合評価

住所:羅臼町湯の沢町10−2

入浴料:400円

日帰り入浴時間:9時〜21時

地図

※画像をクリックすると大きく見ることができます。

 浴室の様子

 岩風呂の方向を見た様子

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