栗沢温泉

岩見沢市栗沢町の郊外にあるのが栗沢温泉である。なんと温泉の発見は明治43年と歴史ある温泉である。

施設は少し分かりにくい場所にあり、道道からも少し入った場所にあるため見落としやすいが、温泉への道の入り口に看板があるのでそれを目印にするとよい。

施設は少し古い感じの施設で宿泊などはない日帰り専門である。ただ、建物の感じからするとかつては宿泊を扱っていたのかもしれない。

脱衣所は少し狭い感じで大人3、4人で着替えれば満員といった感じである。

ドアをくぐったその先にはこじんまりとした浴室があり、入ってすぐのところにあるのがおそらく源泉と思われるものであるが水である。というのも、温泉の温度が低いため、ボイラーで加温しているのだ。この辺りの温泉は温度が低いらしく、近くにある毛陽温泉・メイプルロッジも水風呂に源泉をそのまま使っているという。

湯船は1つで大人3人が入れば満員といったところ、洗い場は2人分しかない。

泉質は空知では珍しく硫黄泉で、登別や蘭越町雪秩父のようなはっきりと硫黄という感じではないものの、程ほどに硫黄の匂いが漂っている。

透明のお湯ではあるものの、完全に透明ではない。

このお湯がとても素晴らしく、お湯につけた途端肌がツルツルになるという。一説には、ハンドクリームがいらないとか、水虫が1回つけただけで少しよくなったという話もある。

加温してるものの、非常に温まるお湯でもあり、湯上りでも3、4時間ポカポカである。

湯船は珍しくなんと実は1つのものを女湯と男湯で仕切っているだけであるため、仕切りはあるものの、湯船の中の仕切りは柵のようなものがあるだけで、手足を柵に突っ込めば互いの湯船に突き出すことになるし、置いてある岩を回避するためその部分には柵がなく、そこから下半身を滑り込ませようと思えば簡単にできるほどである。

これほど互いの湯船の中が丸見えなのも珍しいだろう。

お湯は先に述べたが源泉温度が低いので加温してるものの、源泉かけ流し。ただし、塩素消毒を夜の清掃の際に行うとのことだから、源泉100%に近い状態で入りたい場合、営業開始から数時間後に行くとよいかもしれない。

狭い浴室だが、あまり込み合うということはないという。

そのせいか客がいなくなってしまうと消灯して営業終了かと思う状態になっていることもあるので、その際は営業時間内であれば中へ入っていくと応対してくれる。

レカ郎ジャッジ

施設 温泉自体 景観 秘湯度 アクセス 総合評価

日帰り入浴料:大人600円だが、18時以降は500円

営業時間:10〜20時まで。(原油高騰により、営業開始を本来の9時から10時にしている)

※画像をクリックすると別画面で見ることができます。

 浴室の様子

地図

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