定山渓・白樺の湯
定山渓温泉街から少し札幌よりに外れた一角にあるのが「白樺の湯」である。
2001年オープンの定山渓温泉では数少ない民営の日帰り専門施設。
湯は近くの保養施設から引いていいるが、源泉かけ流しである。
施設はあらかじめ料金を払った時渡されるロッカーキーのロッカーを使うという健康ランドスタイルである。
内湯3つと露天が1つであるが、そのうち源泉かけ流しなのが内湯の主浴槽と露天のみで、内湯の1つは薬湯で入浴剤入り水道水の沸かし湯、それと水風呂である。
露天は「白樺の湯」というだけありシラカバの木をはじめ針葉樹が生い茂り、四季折々の風景が楽しめるほか、露天の片隅には小さい備長炭サウナが設置されている。
一度「白樺の湯は加水、循環しているのでは?」との声により、札幌市が抜き打ち調査に入ったが、源泉100%かけ流しが改めて確かめられたという。
源泉に関しては加水等は一切なく源泉をそのままかけ流しており、さらに毎日営業終了後に完全換水で清掃を行い、時間をかけてゆっくり湯船に湯を張るという。
ただし、隣の湯船が薬湯であるため、何らかの原因でそちらの湯が混入することが考えられるため、源泉100%を確実に楽しみたい場合は空いている日の開館早々に行くとよいだろう。
湯は定山渓温泉のほかの施設とほぼ同じ無色透明であるが、残念ながら薬湯があるため薬湯の入浴剤の匂いで温泉の匂いが消されてしまっているため感じることができない。
休憩室、脱衣所では定山渓限定のおいしい水道水を飲むことができる。
また、1時間1200円でバリアフリーに対応した浴室もあり、こちらにはリモコン昇降で椅子に座ったまま入浴できる。こちらも源泉100%かけ流しであるが、あらかじめ予約が必要である。
営業時間は10〜21時、月曜休館であるが、月曜が休日の場合は翌日となる。
12年1月で閉館
施設 | 温泉自体 | 景観 | 秘湯度 | アクセス | 総合評価 |
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日帰り入浴:700円 であるが17時からは200円引きとなる
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