ニセコ・黄金温泉
昆布温泉に程近い場所にあるのがこの黄金温泉。湧出は1996年とまだ新しい温泉。日帰り専門で施設は小屋に風呂があるという感じである。ログハウス風の施設で、中に入るとそこは休憩所兼脱衣所。暖簾をくぐり数段階段降りたところのドアを開ければもう内風呂で、浴場内の話し声が脱衣所まで聞こえるほど。
現在は温度が35度と下がってしまったため、内風呂は加温しているものの、露天風呂は五右衛門風呂3つに小さめの一般家庭の湯船のような石造りの湯船、そして岩風呂があり、半混浴である。なぜ半かといえば、一応仕切りはあるのだが、完全に仕切られているわけではなく、1つの湯船に目隠し程度の岩が積んであるという感じである。
目の前には庭園が広がり、チセヌプリなどの山々を見ながら入ることが出来る。また、五右衛門風呂などからあふれ出たお湯は地面を伝い、目の前に広がる庭の池に注ぎ込まれ再利用されている。池にはコイが飼われており、湯船がどっとあふれ出て注ぎ込まれると、なぜか魚がそこへ集まり、何かを食べているようであったがあまり深く考えないようにしたいところ。温泉でコイが飼えるのかということと、風呂の汚れがコイのエサになるのかということで二重に関心させられた。
露天は源泉そのものらしく非常にぬるく、ちょっと熱めの温水プールといったところだろう。
お湯は黄金色でこの辺りの温泉特有の鉄臭いお湯である。
露天ではあまり温まらないのが正直なところなので、加温している内風呂で再度温まってから出ることをお勧めする。
しかし、人体にとってぬるい風呂というのは向いているという。日本人は熱さに関しては鈍感で、冷たさに敏感という傾向があるため、35度程度のぬるい風呂にじっくりゆっくり浸かっているのは体にいいといえよう。ちなみに欧米では35〜38度が好まれるらしい。
洗い場は1つか2つしかないが、その蛇口から出るお湯は源泉そのものである。
ニセコパノラマラインへ向かう道から分岐している道へ入ったところにあり、あらかじめ看板などがない他、道路から少し奥まった民家の奥の見づらいところにあるので注意。
期間限定で、5月〜10月までの営業。
レカ郎ジャッジ
施設 | 温泉自体 | 景観 | 秘湯度 | アクセス | 総合評価 |
2 | 4 | 4 | 3 | 2 | 4 |
住所:磯谷郡蘭越町黄金258
日帰り営業時間:10:00〜21:00
定休日:11月1日〜4月末の冬季間 5月1日からの営業期間中は無休
日帰り入浴料400円
画像をクリックすると大きく見れます。